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●クルップ

ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1854 ドイツ連邦

 1854〜1902 ドイツ最大の鉄鋼・重工業コンツェルンの指導者。クルップ一族はフリードリヒ(1787〜1826)がエッセンで始めた製鉄工場をアルフレート(1812〜87)が継ぎ,ベッセマ法を採用して,武器・鉄道機械にも進出して繁栄の基礎を築いた。フリードリヒ=アルフレートはその子で,鉱山や造船所などを買収し,石炭・鉄鉱・製鉄・製鋼を中心に,延圧・機械・造船にいたる大コンツェルンをヴィルヘルム2世時代の軍備拡張に歩調を合わせてつくりあげた。彼の死後,娘婿グスタフ=クルップ(1870〜1950)が継ぎ,第一次世界大戦前の各国の軍備拡張を利用し,また,ナチス時代には,その保護をうけ,兵器生産を担当した。歴代,国家政策と結びながら事業を拡大するのが特色で,典型的な「死の商人」であるが,社員に対する厚い福祉厚生施設も有名である。現在は兵器生産を止めている。

〔参考文献〕W.マンチェスター,鈴木主税訳『クルップの歴史』

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