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●グリルパルツァー

ヨーロッパ オーストリア共和国 AD1791 神聖ローマ帝国

 1791〜1872 オーストリアの劇作家。ウィーン生まれ。運命悲劇『祖先の女』(1817)で大成功を収めたのち,古代ギリシアから題材を得た『サッフォ』(1818)・『金羊毛皮』(1821)で名声を確立した。若い恋人との愛を断念した女流詩人サッフォの悲劇を描いた前者は,しばしばゲーテの『イフィゲーニエ』と比較される。彼の政治的理念を表す歴史劇『オトカル王の幸福と最期』(1825)は検閲により上演がおくれ,期待されたほどの反響は得られなかった。美しい恋愛を描いた叙情的な悲劇『海の波と恋の波』(1831)のあと,メルヘン劇『夢が人生』(1834)で作者自身が〈完全な成功〉と呼ぶほどの好評を再び博した。しかし,この高名な悲劇詩人の唯一の喜劇『嘘をつく者に禍あれ』(1838)は観客の無理解により不評しか得られず,それ以後は『リブッサ』(1844)などの歴史劇がつくられるが劇壇の中心からはなれた。

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