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●グリーン

ヨーロッパ 英国 AD1832 ハノーヴァー・ウィンザー朝

 1832〜82 イギリスの哲学者。新ヘーゲル派オックスフォード学派の樹立者。オックスフォード大学卒業後,ベリオル=カレッジのフェロー(1860)・道徳哲学教授(1878)。また,トーントン学校調査委員会委員補(1865〜66)・オックスフォード市参事会員(1876)・全国禁酒同盟副会長(1878)。彼は,永遠的普遍的自我意識(神)の自己実現たる「自我実現」(人格の形成)の無限の追求であるキリスト教者的=道徳的=社会的生活実践に不可欠として,信仰と理性の統一をはかり,共同善の具現である国家の積極的機能(障害の除去)を認め,積極的自由観念を樹立して,子弟に社会奉仕の責務を鼓吹するとともに,放任から干渉への自由主義転換の転轍手となった。ウォード夫人の小説『ロバート=エルズミア』の師グレイ教授のモデル。西田幾太郎・河合栄治郎らに影響を与えた。