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●栗本鋤雲 くりもとじょうん

アジア 日本 AD1822 江戸時代

 1822〜97(文政5〜明治30)旧幕臣・新聞記者。幕府の医官喜多村槐園の3男として生まれた。のち同じく医官の栗本氏の嗣となる。名は鯤,通称瀬兵衛,号を鋤雲,別号匏庵といい江戸の人。学問を好み佐藤一斎・安積良斎らに学ぶ。1850年(嘉永3)侍臣に列したが,上司の忌諱に触れ,蝦夷地移住を命じられた。箱館に10年間,この間に薬園・採薬・病院・疏水・養蚕などに手腕をふるい功績をあげた。フランス人カシヨンに日本語を教え親交を得た。1862年(文久2)士籍に列し箱館奉行組頭となり,やがて江戸に帰り学問所頭取となる。目付から外国奉行を歴任する。この間,親仏派として活躍,フランスに遣し滞仏中に徳川昭武を援け,幕府と仏国間の親善に尽くしたが,滞仏中に幕府が瓦解した。1868年(明治1)帰朝して小石川に隠棲する。1873年(明治6)「郵便報知新聞社」に編集主任として成島柳北・福地桜痴らと才筆をふるった。『匏庵遺稿』がある。