●クリオ
ヨーロッパ ギリシャ共和国 AD
ギリシア神話に出てくる文学と芸術を司る9人の女神(ムーサ,複数形ムーサイ)のうち,歴史を司る一人。ゼウスとムネーモシュネーが9夜交わって9人のムーサを生んだ。彼女たちは,あらゆる知的活動に携わり,神々の宴席でアポロの七弦琴に合わせて歌う。9人の名前を挙げたのはヘシオドスだが,ローマ時代もかなり後になって,彼女らの担当分野が定められた。カリオペーは叙事詩,クリオは歴史,メルポメネーは悲劇,エウテルペーは抒情詩,テルプシコラーは合唱抒情詩と踊り,エラトーは独唱抒情詩,ウラニアーは天文学,タレイアは喜劇,ポリュヒュムニアーは賛歌を司る。プラトンやアリストテレス以来,彼女らの崇拝を行う団体が学校にあったことから,アレクサンドリアでムーセイオン(ムーサの神殿)というのは教育・研究機関の名となった。