●グラッドストン
ヨーロッパ 英国 AD1809 ハノーヴァー・ウィンザー朝
1809〜98 イギリスの政治家。リバプール出身,オックスフォード大学卒業。父をついで1833年より保守党代議士。整然たる論理と雄弁でたちまち頭角を顕す。穀物法改正をめぐって自由党接近,1843年商務相,1845年植民相。自由貿易推進。彼は4回首相となる。この時期は資本主義の高度化・大衆文化の発展期で,彼の内閣はアイルランドヘの国教会強制廃止,アイルランド人小作人の権利保証,小学校義務教育化,官吏任用試験,秘密投票制,農業労働者への選挙権拡大(第3次改正),ディズレーリの帝国主義政策反対など,自由主義的大衆デモクラシーの実現に大きな功績をあげている。世界は急速に帝国主義化しつつあり,大不況のなかでディズレーリと交互に政権担当。彼は小イギリス主義者といわれるが,彼自身エジプト・スーダン反乱などで帝国主義化せざるをえなかった。宗教や道徳を重視する19世紀の典型的自由主義議会政治家であった。