50音順    検 索

●クラウディウス1世 クラウディウスいっせい

ヨーロッパ ヨーロッパ BC10 

 前10〜後54 ローマ皇帝(存位41〜54)。ルグドゥヌム(現リヨン)に生まれる。ドルススとアントニア(小)の末子として生まれ,アウグストゥスの姪の子。カリグラ帝暗殺後近衛兵によって帝位に推される。治世の当初は解放奴隷のナルキッスス・パラスなどを側近として行政制度の改革や財政再建を行い,マウレタニア・ブリタニア・トラキアなどをローマの属州にした。またローマに多数の記念建築物を建造し,公共士木工事を行ってオスティア港の改修やフキヌス湖の干拓事業などを完成させた。しかし晩年にはカリグラ帝の死後に復権を期待していた貴族階級の不満から陰謀が企てられたり,2番目の妻メッサリナのスキャンダルがおこるなど不穏な状態であった。そしてメッサリナ処刑後アグリッピナと結婚するが,側近や妻の政治介入に悩まされアグリッピナの連れ子のネロを養子にし帝位の継承者にさせられた。ネロを早く帝位につけようとするアグリッピナによって前54年暗殺されたといわれる。