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●久米島 くめじま

アジア 日本 AD 

 沖縄本島,那覇の西方約100kmに位置する島。面積55.69平方km,周囲53.31km。仲里村と具志川村に分かれ,東岸には東奥武と西奥武の二つの小島がある。『続日本紀』714年(和銅7)の条に信覚(石垣)とともにみえる球見は,久米島だとする説がある。琉球王府編纂による「球陽」に,英祖王代の1264年に初めて久米島から人貢があったとの記事がみえるが,正式に琉球王国の版図に編入されるのは尚真王代の1510年ごろだとされる。それ以前は外来の按司と伝えられる伊敷索按司およびその一族の支配下にあった。琉球王国の版図に組み入れられる以前から久米島が独自に日本やシナあるいは南蛮と交易していたことは,城跡からの出土品や『おもろさうし』などの資料より推測される。琉球王府の支配下に入ってからは,中国と琉球を結ぶ航路の要衝としての位置を占めた。島の最高神女であり琉球王府時代の高級神女三十三君の一人でもあった君南風(チンベー)が島の重要な祭祀を司祭する。県の無形文化財の久米島紬の産地。