●国替 くにがえ
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[1]平安時代,国司に任ぜられたものが,その地を望まない場合に,他国に振り替えられること。[2]江戸時代,所替・移封・転封と同義語である。大名統制の一環として大名や旗本の所領の転換が行われた。豊臣秀吉の施政下で始まったが,江戸時代に行われた国替を大名の数でみると外様大名94名,徳川一門・譜代大名501名に及び,外様大名の国替はその77%,74名が幕府統制力強化の最も志向された江戸時代初期(家康・秀忠・家光の3代の時期)に集中していた。徳川一門・譜代大名の国替は,初期(家康・秀忠・家光)に42%210名,中期(綱吉・家宣・家継・吉宗)に38%191名の集中をみるものの江戸時代全般を通じて断続的に多数の国替がつづけられ,軍事・経済・政治・交通上の重要地に徳川一門・譜代大名を配置することで,外様大名の統制がめざされた。国替の際,家臣は随伴していったが,農民は移動せず,大名は“鉢植え”の如しと称された。