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●国一揆 くにいっき

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 15世紀,畿内地域に展開された国人・国衆らの在地小領主層を中心として守護大名支配を排除した一揆。鎌倉末期から室町初期にかけて畿内を中心に,生産力を背景に自治的な数カ村を含む郷村制が発達し,土民の広汎な結合がおこってきた。こうしたなかで,荘園領主や守護大名らの重税や圧政に対して,在地の国人や国衆らが窮乏化した土民の徳政要求や貢租の軽減要求を掲げてこれを指導し,1郡から数郡,さらに1国的規模において連合し蜂起した。すでに応仁の乱以前から国人らの指導による国一揆がおこっていて,守護大名支配を脱しようという動きがあったが,この乱後は広く現われた。1428年(正長1)の近江の馬借からおこった土一揆は大和から畿内一円に及び,その翌年の播磨の土一揆,1441年(嘉吉1)の徳政一揆,ことに1485年(文明17)から1493年(明応2)にいたる南山城を中心とした国一揆や,1488年(長享2)から1580年(天正8)にいたる加賀の一向一揆は,その代表的なものである。