●グナイスト
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1816 ドイツ連邦
1816〜95 ドイツの公法学者・政治家・裁判官。ビスマルク時代のドイツを代表する憲法・行政学の泰斗。ベルリン大学卒。ベルリン大学教授。プロイセン国会議員・帝国議会議員・最高裁判事などを歴任。1882年(明治15)伊藤博文がヨーロッパ各国憲法調査の勅命を受け,伊東巳代治・西園寺公望・平田東助らを伴って渡欧した際,その教えを受ける。伊藤博文に公法学者アルベルト=モッセを推薦したのは彼である。モッセは彼の愛弟子で,伊藤らに憲法と行政学の連続講義を行い,伊藤らの憲法構想に深い影響を与えた。モッセはまもなく日本の内閣および内務省法律顧問に招聘され(1887),大日本帝国憲法成立に貢献した。また日本の地方制度創設にも尽力,1888年(明治21)公布の市政・町村制は,そのたまものである。このように,間接的ながら,グナイストは,近代日本の憲法制定・行政制度創設に影響を与えた。