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●クシナガラ

アジア インド AD 

 拘尸那掲羅。インドのウッタルプラデーシュ州デオリヤー県にあり,北緯26度45分,東経83度55分。現在のゴーラクプル東方35マイルのカシアにあたる。スミスはネパール領内説をとる。釈迦が旅の途次,この地で,80歳で入滅。当時マッラ(末羅)族国の都であった。近年5世紀の銘のある涅槃像,大涅槃堂の銘のある印などが発見されたため,クシナガラのカシア説がより有力となった。ほかの仏跡と同じく,イスラーム侵入以前からすでに荒廃していた。4世紀の法顕のときすでに衰退の兆しをみせ,7世紀の玄奘が訪れたときには,町そのものが荒廃し尽くしていたという。したがって,イスラーム教徒の侵入,統治時代になっては,そのまま放置されていた。現代になってインド仏跡再発見の運動とも相まって注目されてきた。アショーカ王が,釈迦入滅の地に建立したという大塔は未発見。