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●籤(鬮) くじ

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 古くからある占いで神意を占う宗教的行事の一つで,現在では物事を無作為的に決める方法である。日本では紙きれや竹片にしるしをつけ,それをぬきとらせて,当たり・はずれを決める方法がとられている。その籤の一つに富籤があり,富突とか突富・万人福といわれている。社寺修理料にかぎって公認し,興行主が数万にわたる富札を発行し,それと同数の番号札を富箱に入れ,きりで突きさして取り出したものを当たり番号としたもので,一種の宝くじのようなものも含まれている。また農村では,土地の割り替えを,籤で決める籤田制のようなものもある。その一つに近世の宇和島藩で実施した地割制度があり,村内の土地の上・中・下を平均に組み合わせて,抽籤で百姓に分配して平等な条件をつくった。これを鬮持ともいっている。したがって,本来は神意をうかがって神の奉仕者が定めるものであったが,採草地分割・土地割替・漁場の使用・祭礼の当番・一揆契状の署判の決定に用いられるようになり,その方法に玉鬮・引鬮・振鬮などの方法がある。

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