●均輸・平準 きんゆ・ヘいじゅん
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中国の漢の武帝(在位前141〜前87)のときに行われた代表的な経済政策。武帝は,中央集権的な専制主義を完成して,古代統一帝国の最盛期を現出させるとともに,対外的にも積極的な政策を展開した。またその財政的基盤となるさまざまな経済政策を遂行した。均輸・平準法は,塩・鉄・酒の専売と並ぶ最も代表的な政策である。この二つの法は洛陽の商人出身の桑弘羊(そうこうよう)(?〜前80,元鳳1)によって立案・実施されたもので,国家が直接商業活動にたずさわり,それによって大商人の力を抑制し,物価を安定させ,あわせて国家の収益をはかろうとするものであった。平準法は,物価の低落した時期に政府が物資を買い入れ,騰貴した時期に売り出すことを基本とした。均輸法は,物価の低落した地域で買い入れ,これを騰貴している地域に輸送して売り出すことを基本とするものであった。前漢の経済政策が「平準書」の名のもとに史記にまとめられていることは,この政策が最も重要な政策であったことを示している。