●キンマ咀嚼 キンマそしゃく
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キンマの葉(betel leaf)にビンロウの実(betel nut)と石灰を包んでかむ習慣。キンマ(Piper betle)はコショウ科のつる性の半低木であり,ビンロウ(Areca catechu)はヤシ科の高木である。この習慣は東南アジアを中心に,東はメラネシア・ミクロネシア西部から,西はインドにまで及ぶ広い範囲に分布している。とくにインドネシアとメラネシアでは古来から嗜好品として生活に欠かすことのできないものであった。また,キンマの葉とビンロウの実が儀礼的な価値を有し,交換や供物の一部に用いられている社会もみられる(東部インドネシアなど)。しかし,こんにちでは一般にキンマ咀嚼の習慣はあまり行われなくなっている。