●金本位制 きんほんいせい
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貨幣の単位価値を一定量の金に求める制度。19世紀後半に欧米諸国で確立した。日本は,1871年(明治4)の新貨条例で金本位制を日指したが,当時アジア諸国は銀本位制で,貿易も銀貨で行われたため,実質的には金銀複本位制であり,しかも,金貨の国外流出が激しく有名無実であった。1873年(明治6)から国立銀行で金本位制が樹立するはずであったが,銀行券はただちに兌換されて流通しないため正貨兌換は中止となり計画は挫折した。1885年(明治18)に銀兌換の日本銀行券が発行されたが,1892年(明治25)ごろ銀貨の下落が激しく,また日清戦争で輸入や外資導入で金本位諸国との関係が強まり金本位制採用論が台頭した。日清戦争の勝利による多額の賠償金で,1897年(明治30)10月1日より金本位制を実施した。1円が金750mGであった。その後第一次世界大戦が勃発すると,1917年(大正6)に金輸出を禁止し,1929年(昭和4)にいったん金本位制に復したが,日本経済の再建はできず,1931年(昭和6)以降金本位制離脱国が増えると日本も同年末離脱した。