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●緊張体系 きんちょうたいけい

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 レヴィンのパーソナリティ理論における基本概念の一つ。彼の理論によると,パーソナリティの中心領域はさまざまな下位領域に分化しており,それぞれは緊張を保ちつつも一つの体系として均衡状態にある。人がある要求ないし意図をもつと,それに対応する領域に緊張が高まる。一つの領域の緊張が高まると,周辺の下位領域とのあいだに不均衡が生じ,パーソナリティの中心領域は全体として均衡を回復しようとする傾向が生じてくる。要求や意図によって行動がおこるのは,この均衡を回復しようとする傾向の現れと考える。要求や意図が充足されると緊張体系は再び均衡状態に回復する。したがって,緊張とは人に生ずる要求や意図に対応して構成される力学的概念である。緊張体系の概念にもとづいて,記憶再生の実験で中断された作業の再生のほうが完了作業の再生より高いゼイガルニク効果のは,緊張が解消されないで残るためと解釈された。