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●錦州 きんしゅう

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国東北部,遼寧省西部,同省最大の工業都市。船形の城郭にちなんで船行城といわれる。この地域から南は山地が海に迫り,東北平原と華北平野とを連結する遼西走廊(満州回廊)をなしているので,古くから軍事上の要衝となり,北方民族の華北侵入の拠点となった。経済上においても,雑穀・綿花・麻・羊毛・薬材・牛皮などの集散地として,また,焼酎・ニカワ・綿布・染物・筆・豆粕・靴などの製造業が栄えた。近代になると,阜新・北票・南票の炭田地帯の開発と鉄道の敷設などによって製粉・パルプ・紡織などの工業が発達した。解放後は,石油精製・石油化学・ソーダ=カリの生産やプラスチック工業が発展した。さらに,製紙・機械・缶詰などの工業も盛んである。市内は史蹟にとみ,なかでも遼代の建造による8角13層の広済寺の白塔が知られ,名産として錦州石がある。