●均衡理論 きんこうりろん
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伝統的経済理論(新古典派経済学)の中核をなす価格・取引量決定理論を指す。各家計・各企業の経済諸活動は市場経済の中で密接な相互依存関係の網の目をなす。その市場経済体系の運行の行き着く先で成立する自然価格・取引量水準の決定メカニズムを定式化したもの。市場経済で行き着く先の相対価格・取引量が,各種経済主体の経済行動の連立方程式体系の「均衡解」として表現される。とくに完全競争的市場均衡は〈最大多数の最大幸福〉(ベンサム)をもたらす「パレート最適」解を産み出すことが証明されている。均衡理論の対象は,経済全般の一般均衡理論(ワルラス)・一産業の部分均衡理論・一経済主体の主体均衡理論などあるが,不完全競争・政策介入・情報不足・市場の失敗などの制約下の経済病理的均衡(不均衡)の分析も重視されている。〔参考文献〕サムエルソン,都留重人訳『経済学』1984,岩波書店