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●ギリヤーク族 ギリヤークぞく

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 アムール河下流域とサハリンに居住し,人口(1970年センサス)は4,420人。自称はニブフ,ニグブンで人間の意。ギリヤークの人種構成と言語系統については定説はない。伝統的な生業は,主として漁労と海獣猟そして植物性食料の採集である。伝統的な衣類は,夏服には魚皮を加工したもの冬服には海獣や野獣の毛皮を使った。昔の住居は半地下竪穴式のものだったが,明(みん)朝のころから木造家屋をとりだしたという。運搬手段には陸上では家畜のイヌを使ってイヌ橇,水上では独木舟と板舟を用いていた。社会の基本単位は父系族で,婚姻は理念的には「一般交換」にもとづく。アニミズムを信奉し数名のシャーマンもいた。祖先祭祀の要として,熊祭を発達させていた。アザラシ科のサカマタも儀礼信仰の対象だった。伝統的な生活様式は革命後に変容し,経済活動は集団化された。1950年ごろから集団農場も設けられ,キャベツやポテトもつくられている。