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●キリスト教民主同盟(西ドイツ) キリストきょうみんしゅどうめい

ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD 

 戦後西ドイツの政党。戦後ベルリン牢獄に監禁されていた反ヒトラー抵抗者たちの首唱で誕生。人脈的にはカトリックの中央党系が多いが,プロテスタントやキリスト教組合主義者・工業資本家・大地主・保守的労働組合員も加盟。キリスト教を掲げることは反ナチス大戦の一因である宗教的分裂の架橋・物質主義への抵抗などを意味する。1945年ライン地方を発端に,地方組織の連合体として結成。1949年5月西ドイツ連邦共和国発足,8月総選挙で第1党,アデナウアー党首が首相となる。民主主義・連邦主義・大資本の支配排除・労働者の経営参加・社会的正義の原則・西欧の統合などを掲げている。アデナウアー政権は外交で信頼回復と独立回復を主眼に,経済では西側陣営との協調,自由主義経済を強調。マーシャルプラン受け入れ,反ソ的立場を確立しようとした。エアハルト経済相のもとで“奇跡”的経済回復に成功,1954年講和条約,翌年批准により主権回復,NATO加盟。戦後復興に大役を果たしたCDUも,1961年選挙敗北によりアデナウアー引退,1969年にはSPD(社会民主党)が政権の座につきCDUは野党となった。