50音順    検 索

●キリスト教綱要 キリストきょうこうよう

ヨーロッパ フランス共和国 AD 

 フランスの宗教改革者・神学者であったカルヴァンの主著。プロテスタント神学の最初の体系的神学書。カルヴァンの亡命先スイスのバーゼルにおいて,1536年ラテン語で執筆公刊された。数回書き改められ,1559年決定版。またフランス版も刊行。初版は律法・信仰・祈祷・真の礼典・偽の礼典・キリスト者の自由の6章からなる。決定版は「創造者たる神の知識」「救主なる神の知識」「キリストの恵みを受くる道」「救いにいたる外部的手段について」の4巻80章の大著となった。キリスト教信仰の根本問題を論じ,神の認識を聖書にもとめ,宗教改革の特徴であった聖書主義をとなえている。また神の絶対と信仰の保証を強調した「予定説」を説く。1541年カルヴァンはジュネーヴの改革派に招かれ,以後同市に滞留して宗教改革を推進するが,彼はこの著によって招かれたといわれる。