●清水寺 きよみずでら
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“清水の舞台から飛び降りた気持で……”とは,多くの日本人が口にした俗諺。昔も今も京都名所めぐりの顔であり,東山区にある法相宗の寺。開創は平安初期,坂上田村麻呂の帰依を受けて伽藍をおこしたとの伝えがあり,境内に田村堂(開山堂)もある。興福寺に属していたため延暦寺との争いでしばしば兵火にあった。現本堂は寛永10年の再建。懸崖造で前面を張り出した正面からの景観は広く知られている。本尊は十一面観音。建物は他に仁王門・鐘楼,八脚門・西重塔・釈迦堂・奥の院などがあり,本坊成就院は名園で名高い。本堂内には角倉船・末吉船などを描いた江戸初期の貿易商人たちが航海安全を祈って奉納した大絵馬が掲げられ必見に値する。清水寺への参道は“産寧坂(三年坂)”と呼ばれる典型的な門前町としての賑わいをみせる。〈清水へ祇園をよぎる桜月夜 今宵逢ふ人みなうつくしき〉は与謝野晶子の作。
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