50音順    検 索

●漁場 ぎょじょう

AD 

 一定の水域に有用水産物が多量に集まっており,適当な方法で,経済的に引き合うように漁獲ができる場所。漁場の価値は,水産生物の密度のみならず,操業のしやすさ・市場からの距離・魚価など,人間側の条件によって決まることが多い。漁場は水界によって内水面漁場・沿岸漁場・沖合漁場・遠洋漁場に,漁獲対象となる水産生物によって,たとえばマグロ漁場やサケ・マス漁場に,漁法によってたとえば定置網漁場やトロール漁場に分けられる。そのほか,海域名や魚種と漁法の組み合わせ,漁業権などによるさまざまな分類がある。ふつう世界の三大漁場として,北東大西洋漁場・北西大西洋漁場・北部太平洋漁場があげられる。一般に好漁場は,栄養塩類の多い水域であるが,それは内湾や沿岸部そして大陸棚などの浅いところ,冬季に表層の水が冷えて重くなり底部の水と入れかわる高緯度海域,海流や卓越風,地形の影響で底の水が上昇する湧昇海域,暖流と寒流の接合海域にみられる。