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●局地的市場圏 きょくちてきしじょうけん

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 交換経済の発展とともに,商品・サービスの交換・提供の場としてのマーケット=タウンが生まれたが,これらのマーケット=タウンは大小にかかわりなくサービス=エリアである市場圏をもっている。ドイツの経済地理学者W.クリスターラーは,このマーケット=タウンをその機能に着目して中心地と名づけ,1920年代の南ドイツ,ババリア地方の中心地群を,それらの中心地で供給される商品やサービスの多少に応じて7階層に分類した。ババリア地方で最も階層性が高いミュンヘンでは,約2,000種の商品・サービスが供給され,そのうちでミュンヘンだけで供給されるものの市場圏はババリア地方全域に及ぶが,最も階層性が低い第7階層の中心地ではわずかに40種が供給されるにとどまり,その市場圏は半径4km程度にすぎない。これは,そこで供給される商品・サービスが単位価格の安い日常生活の必需品のため,遠距離からの顧客を引きつけることができないためであった。