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●教部省 きょうぶしょう

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 1872年(明治5)3月14日に設置され,神祇省に代わって設置され,社寺の廃立,神官・僧侶の任命昇叙のためにつくられたもの。初代の卿に嵯峨実愛(さねなる),大輔に福羽美静が任命され,維新政府の宗教政策をつかさどり,1877年1月11日に廃止されている。この省は1871年12月,左院の建議を直接の動機とし,神祇省を発展的に解消して新設されたもので,教養・教派のこと,教則のこと,社寺廃立のこと,祠官・僧侶の等級,社寺格式のこと,講社結成免許などを主管している。神祇省に鎮座の天神地祇・八神を宮中に遷座し,また祭事・祀典の事務を式部寮へ移管した。この省で取り扱った重要な事項は,神社仏閣の女人結界の廃止,無届の社寺創立の禁止,修験宗の廃止,切支丹禁制解除,官国幣社経営,小規模の神祠・仏堂の存続手続き,三条教則による国民教化・大教宣布運動であった。大教院・中教院・小教院を統轄する方向を打ち出している。この省の廃止後,その事務は内務省社寺局に引き継がれている。