●京都所司代 きょうとしょしだい
アジア 日本 AD1600 江戸時代
1600年,京都に設置された江戸幕府の職名で,すでに安土桃山時代にも京都に同様の役職が置かれていたが,特に職制としては明文化されていなかった。譜代大名から選ばれ,待遇は老中につぐ程重職であった。おこりは室町幕府の所司代に由来しているといわれる。仕事の内容は幕府と並ぶ権威をもつ朝廷の監察を中心に京都・伏見・奈良の町奉行及び奉行を監督し,西国大名の監視も行った。また畿内周辺8カ国の天領の訴訟を聞き,社寺も統括した。初期の板倉勝重・重宗父子は有名である。【京都守護職】幕末における江戸幕府の職名である。尊王攘夷運動が最もさかんな時期に京都の治安が乱れてデマがとびかい,暗殺も少なくなかったので,1862年,京都所司代の上に設置され,御所の警備に当たった。当初には松平容保を任じ,役禄として5万石を給した。1864年に松平慶永に代わったが,また松平容保が再任され,1868年王政復古によって廃止された。