●共感的理解 きょうかんてきりかい
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相手の立場に立って物事を考えたり,当事者の心情を思いやったりすること。社会的感受性や感情移入能力といったことばで表現されることもある。最近の子供たちは,自己中心的に物事を考える傾向が強く,他人の気持ちへの配慮,相手への思いやりや同情がなかなかできない。その結果,友達づきあいが下手で集団から孤立しがちになり,理由もなく弱い者いじめをしたり反社会的な行動をとったりという現象も目立つ。また,他者についての意識や関心が低いということは,社会生活に対する無知無関心の大きな原因ともなり,子供たちをますます自己の狭い生活空間だけに閉じ込めて,生活に対する意欲や気力の乏しい存在にしてしまうことにもなる。したがって,この共感的理解の育成は,今日の教育全体の大きな課題であるということができると同時に,社会科においてもいっそう重視しなければならない社会認識の構成要素である。