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●教王護国寺 きょうおうごこくじ

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 真言宗根本道場。東寺ともいう。空海の宗教活動,多数の重厚な密教美術と典籍類等,この寺抜きに平安仏教史を語ること能わずというべき京都有数の大寺院である。新都平安京鎮護のための官寺が,のちに嵯峨天皇より空海に与えられて発展をみた。元来,羅城門の東西に桓武天皇勅命で造立された金光明四天王教王護国秘密伝法院の東の寺として寺礎が築かれ,空海入山により真言密教道場の性格を顕著にする。創建時の堂塔は失われたが,本尊五仏以下「仁王経儀軌」にもとづく諸仏のほとんどが創建時の密教彫刻である。多くの仏画とともに国宝が揃う。風信帖の名をもって呼ばれる空海筆尺牘三通も国宝。わが国の古建築中,最も高い総高55m余の五重塔は江戸前期の作。「東寺百合文書」は仏教,社会経済史領域まで包含する古代・中世の古文書として著名である。近世以降は大師霊場として民衆の支持篤く,毎年1月21日の縁日は境内すべて人で埋まる。京都のシンボル的存在。