●ギュルヴィチ
NIS諸国 ロシア連邦 AD1894 ロシア帝国
1894〜1965 社会学者。ロシアに生まれ,ペトログラード大学卒業後,同大学・プラハ大学で教鞭をとる。1925年に渡仏,1928年にはフランスに帰化し,ソルボンヌで講師。ボルドー大学・ストラスブール大学をへて,第二次世界大戦中はアメリカに滞在,戦後帰仏してソルボンヌに戻る。ギュルヴィチは社会的現実を全体的見地から類型化してとらえる一般社会学を構想し,二つの方法にまとめた。第1の方法は,深さの社会学と呼ばれ,社会的結合において人々の示す自発性の度合に応じた10の層位が規定される。これらの層位は,相互に浸透・対立・和解する弁証法的関係にあるとされる。さらに彼は,第2の方法として微視的段階から巨視的段階への社会の3類型を分類し,それらにおのおの基準を設けることで類型化の枠組みを明らかにした。特定の社会は,この2方法によって位置づけられるとされる。〔参考文献〕ギュルヴィチ,寿里茂訳『社会学の現代的課題』現代社会学体系11 1970,青木書店