●九通 きゅうつう
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中国の制度の沿革を記載した9種の書の総称。[1]『通典』(唐,杜佑,200巻),[2]『通志』(宋,鄭樵,200巻),[3]『文献通考』(元,馬端臨,348巻)(以上を「三通」という),[4]『欽定続通典』(150巻),[5]『欽定続通志』(640巻),[6]『欽定続文献通考』(250巻)(以上を「続三通」という),[7]『欽定皇朝通典』(100巻),[8]『欽定皇朝通志』(200巻),[9]『欽定皇朝文献通考』(300巻)(以上を「皇朝三通」という。なお[4]〜[9]の6種は清代乾隆朝の勅撰),合わせて2,388巻。九通として,これらの9書がまとめられたのは,清の乾隆(1736〜95)時代のことである。専門的な事彙書として,歴史研究に重要であるが,とくに資料的価値が高いのは「三通」である。なお,これら九通に清の劉錦藻の『皇朝続文献通考』(400巻)を加えて十通ともいう。また,九通のなかに入らないが,同種のものに明の王圻の『続文献通考』(254巻)がある。