●キュヴィイエ
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1698 ハプスブルク朝
1698〜1768 ドイツ=ロココ時代の代表的建築家。ソアニー生まれのワロン人。11歳のとき当時ブリュッセルにいたバイエルン侯に仕えるようになり,主としてバイエルンで仕事をしたが,のちミュンヘンの名建築家エッフナーについて製図を学ぶ。1720〜24年,パリのアカデミーに留学,帰国後バイエルン侯付きの宮廷建築家となり,ミュンヘンを中心に華麗な建造物をつくった。なかでもミュンヘン=レジデンツのライヒェンツィンメルン附属劇場(『豪華な部屋』),ニンフェンブルクのアマリエンブルク宮はその代表的傑作である。摂政様式のロココ建築であるが,フランスにはみられない豊かな装飾効果を実現した。室内装飾の傑作としては,ほかにミュンヘン宮殿内の『ライヒェ=チムマニー』『緑のギャラリー』などがある。