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●機能主義 きのうしゅぎ

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 19世紀後半から台頭し始め,20世紀初頭までには各学問領域や実践運動にまで強い影響を及ぼした科学方法論上の立場。それは形態,構造,起源などに重きを置かないで,全体を構成する各要素の相互関連やそれらの固有のはたちき,作用を中心にして事象を考察する方法をとる。この思考的様式は,とくに生物学におけるC.R.ダーウィンの進化論の影響によるところがきわめて大きく,19世紀末以後の諸科学たとえば,哲学ではプラグマティズム,心理学ではW.ジェームズ,J.デューイらの機能心理学,人類学ではB.K.マリノフスキーの機能学派,社会学ではG.ジンメルらの立場が機能主義の特徴を顕著に示している。またT.パーソンズ,R.K.マートンらの最近の構造機能分析や機能分析の社会学も機能主義の立場の上に展開されているものといえる。しかし,たとえばモデルの構成といった機能主義がとる方法的手続が,非歴史的,没現実的傾向に陥るという批判もある。