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●義堂周信 ぎどうしゅうしん

アジア 日本 AD1325 鎌倉時代

 1325〜88(正中2〜元中5・嘉慶2) 南北朝時代の臨済宗夢窓派の禅僧。別号空華道人。土佐高岡に生まれ14歳で剃髪し,翌年比叡山に登って受戒し,17歳で夢窓疎石に参じ,その法を嗣いだ。また,法兄の方外宏遠の指導を受け,夢窓の寂後は建仁寺の龍山徳見に師事して教養を広めた。1359年(延文4),足利基氏の招請で鎌倉に下り,とどまること22年,そのあいだ,常陸勝楽寺・鎌倉の善福寺瑞泉寺・円覚寺の黄梅院に住し報恩寺の開山に請ぜられ,他方,足利基氏・氏満を始め上杉朝房・同能憲らを教導した。1380年(康暦2),足利義満の招きをうけて上洛し,建仁寺,等持寺さらに南禅寺に住持し,義満を教導してその信任を得た。晩年南禅寺内に慈氏院を建てて退休し64歳で同院で没した。交友に石室善玖・春屋妙葩・太清宗渭ら,門下生に惟肖得巌らがあり,その法嗣に大椿周亨らがある。彼はまた学芸に長じ詩文を能くし,中巌円月・絶海中津と並んで,五山の学芸・文学の最高峰に位置した。著作としては,『義堂和尚語録』4巻,詩文集『空華集』20巻,日記『空華日用工夫集』,先人の名詩を集めた『貞和類聚祖苑聯芳集』10巻,『禅儀外文抄』などがある。