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●北村透谷 きたむらとうこく

アジア 日本 AD1868 明治時代

 1868〜94(明治1〜明治27)詩人・評論家。本名門太郎,小田原の藩医の家に生まれる。東京専門学校(早稲田大学の前身)中退。少年時代より自由民権運動に影響を受け,政治家を志したが,運動より離脱し,石坂ミナとの恋愛とキリスト教を通じて文学へと進んだ。処女作『楚囚之詩』(1889),長編劇詩『蓬莱曲』(1891)を発表後,「女学雑誌」に「厭世詩家と女性」をはじめ多くの評論を発表,紅葉・露伴ら文壇作家を批判,小説『我牢獄』『星夜』を発表。1893年「文学界」を星野天知・島崎藤村らと創刊,『人生に相渉るとは何の謂ぞ』などの評論で民友社の山路愛山と論争し,文学の自立性を主張,『明治文学管見』,『内部生命論』(1893)などで自身の文学を鮮明にした。小説『宿魂鏡』のほか,『蝶のゆくへ』などの抒情詩,『漫罵』,『一夕観』などに晩年の心境を吐露した。芝公園で自殺。

〔参考文献〕平岡敏夫『北村透谷研究』全3巻,1967〜82,有精堂

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