●喜多川歌麿 きたがわうたまろ
アジア 日本 AD1753 江戸時代
1753?〜1806(宝暦3?〜文化3)江戸時代後期の浮世絵師。狩野派の画法を学び,勝川春章(かつかわしゅんしょう)・鳥居清長(とりいきよなが)の版画の影響も受けた。初め黄表紙(きびょうし)や洒落本の挿絵を描くが,1788年(天明8)刊行の『画本虫撰(えほんむしえらみ)』などにみられる花鳥などの,精密な観察と素直な描写による作品もある。しかしその本領は美人画にあり,十分な写実のうえに独特の理想化を行う,歌麿美人画の評価は高いものがある。『婦人相学十躰(じったい)』,『青楼十二時(せいろうじゅうにとき)』などは,その傑作とされている。歌麿に影響を与えた人物の一人に,蔦屋(つたや)重三郎がいる。名もない歌麿のために,版元となり,多くの優れた美人画を描かせた。その重三郎の死後,歌麿の作品は形式化していき,1804年(文化1)の『太閤五妻洛東遊観之図』が禁令にふれ,入牢,手鎖の刑を受けている。
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