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●ギゾー

ヨーロッパ フランス共和国 AD1787 フランス王国

 1787〜1874 フランスの政治家。ニームの新教徒の家庭に生まれる。父親は弁護士で,1794年に反国民公会活動で処刑されており,ギゾーはこの時国外に逃亡している。1805年にパリに戻ると,執筆活動に入り,1812年にはパリ大学で歴史学を担当した。彼が政治の舞台に登場するのは,ナポレオン没落後の1814年,内務省次官となってからである。ギゾーは一貫した保守王制主義者ではあったが,極端な王党派と異なり,自由主義との妥協も可能な現実主義者であった。このような立場から,彼はシャルル10世の「七月勅令」に反対して七月革命の直接の火つけ役となるとともに,ルイ=フィリップを支持し,その内閣に入閣,首班となって文字通り七月王制を支えた。二月革命がおこると,彼は首相を辞任して国外に逃亡,1849年に再度帰仏してからは政治には関係せず,歴史書の著述に余生を傾けた。

〔参考支献〕前川貞次郎『フランス革命史研究−史学史的考察』1956,創文社