50音順    検 索

●キジル=クム

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 ソ連領中央アジアのシル=ダリアとアム=ダリアの2本の流れとアラル海との間にひろがる東西800kmにおよぶ大砂漠。トルコ語で「赤い砂」を意味する。面積約30万平方km。年間降雨量100mmほどのかなり乾燥した地域でほとんどが不毛の地である。住民はウズベク族・カザフ族が主で,砂漠周辺では羊・馬・ラクダの遊牧がおこなわれている。アム=ダリヤと,砂漠のなかを東西に流れるザラフシヤン川の流域には古くからオアシスが発達し,ホラズム文化・ソグディアナ文化が生まれたが,砂漠が周辺との文化の交流を阻止した。不毛とされていたこの砂漠も,現在ではソ連の自然改造による耕地化が進み,運河や用水路が各地に堀られ,塩分の多いところでは塩抜き装置まで施工して,一帯は広大な綿花畑に変貌している。また,南のガズリの付近では天然ガスが発見されて,その採掘がおこなわれており,人間の力で,しだいに有益な土地に変わりつつある。