●危機管理 ききかんり
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第二次世界大戦後,世界は何回も戦争の危機に直面してきた。「ベルリン封鎖」(1948〜49),「キューバ事件」(1962)はその例である。とくに「キューバ事件」では,キューバに配置されたソ連のミサイルをめぐり,米・ソが対決し,核戦争の瀬戸際まで追い込まれた。このような事件を背景として,理論的・政策的な危機管理研究が始まり,[1]学問的には〈ある危機状態にさいして,基本的な国家利益を放棄することなく,戦争へのエスカレーションを阻止し,紛争の平和的解決をめざすすべての措置〉(グレーベ)という定義のように,戦争,とくに核戦争を回避することを目的とする1国あるいは同盟国の措置と理解されている。[2]一般的には石油危機についての資源対策,通貨危機についての経済対策,テロや破壊活動による国内危機についての治安対策などについても,広く「危機管理」という用語が用いられている。