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●企画院 きかくいん

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 内閣総理大臣に直属し,内閣調査局と資源局とを併合した官庁である。1937年(昭和12)10月創設され,その後1943年11月の機構改革によって新設された軍需省に吸収された。この間,戦時経済の企画と推進にあたった。すなわち1937年5月14日,これまであった内閣調査局を廃止して企画庁官制が公布された。企画庁の主要な任務は,国策全般にわたる調査研究を行うことにあった。同10月,第一次近衛文麿内閣は,それまでの企画庁にさらに内閣資源局を合併して企画院を設置し,これに大幅な権限を与えて,日本経済における戦時体制強化のための中心機関としての役割を分担させた。以後,国家統制の強化と戦争の拡大につれて,企画院のもつ権限と機能はしだいに強くなり,いわゆる経済参謀本部としての機能を強化していった。もちろん統制経済のうえに,企画院の官僚たちは,思う存分の勢威を振るった。ただし,それにも限界があった。すなわち強大ならびなき陸軍・海軍の対立と,軍部の独善的で身勝手な作戦優先の要求とを,文官である企画庁官僚は抑えて調整するほどの権限は与えられず,ついに成立した未曽有の国家総動員体制を効果的に運営できなかった。そのため,1943年11月1日に設置された軍需省に合併された。