●議会制民主主義 ぎかいせいみんしゅしゅぎ
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国民によって選出された議員により構成される議会を中心に行われる政治のしくみとその原理。専制主義(絶対主義)の政治に対抗して18,19世紀にかけてヨーロッパ諸国で確立された。それは,すべての国民が政治に参加する国民主権を基礎にしながら,制限選挙制度とともに始まり,国民の一部の代表者に政治をゆだねる間接民主制であった。政党の発達・普通選挙制度の採用によって,直接民主制の採用が非現実的であるためにその次善の政治のしくみとして考えられるようになった。議会制民主主義のもとでは,国民の権利を制限し義務を課する法規は議会が法律で定め,行政・司法は法律に拘束される(法の支配)。福祉国家とか社会国家と称される現代国家においては,行政機能が拡大する一方で,議会制民主主義の形骸化が目立ちはじめたので,これを補うためにできるだけ国民の政治参加の機会を増やす参加民主主義の強化の主張や運勤(市民運動や住民運動)が現れている。〔参考文献〕ハーバーマス,細谷貞雄訳『公共性の構造転換』1975,未来社
樋口陽一『議会制の構造と動態』1973,木鐸社
篠原一『市民参加』1977,岩波書店
ケルゼン,西島芳二訳『デモクラシーの本質と価値』1975,岩波文庫