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●キオソーネ

ヨーロッパ イタリア共和国 AD1832 サルデーニャ王国

 1832〜98 イタリアの銅版画家。イタリア北部のジェノヴァに生まれる。1875年(明治8),御雇外人として大蔵省紙幣寮に招聘されて来日,日本の紙幣・切手・印刷の原版の製作につとめるにいたった。印刷の近代化に貢献し,明治天皇をはじめとして明治元勲の銅版画の製作をして,日本印刷界に貢献した。また日本の美術品を蒐集して,ジェノヴァ美術館を建設して,日本とイタリアの文化交流に尽力している。彼はジェノヴァの美術学校で銅版技術を学び名画の複製をし,ドンドルフ印刷会社で働き,新しい石版技術を身につけ,西欧伝統のビュラン直刻メゾチント法などの銅版技術をもち,1875年(明治8)1月日本へ来ている。とくに偉人の肖像画に能力発揮,そののちイタリア公使の依頼でシーボルト像そのほかをつくる。とくに石版画の技術は日本に一時そのブーム時代をもたらし,風景・風俗そのほかを対象として,版画を発展させている。文明開化への寄与は大きい。