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●議院内閣制 ぎいんないかくせい

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 行政権の担い手である内閣の成立と存続が議会(とくに下院)の意思に依存する体制。権力分立にもとづいて行政権と立法権をそれぞれ内閣と議会に形式的に付与し分離しながらも,主権者である国民と直結した議会に実質的価値をおき,立法権による行政権の抑制を可能にする。議会への信頼が強いイギリスで生まれ,19世紀ヨーロッパ諸国に伝わった。しかし,この体制を導入した各国の政治情勢により,議院内閣制はいろいろに変化させられている。そこで,議院内閣制の要素として,[1]議会に対する内閣の連帯責任制度,[2]内閣による議会解散制度の存在が必要とされている。

〔参考文献〕清宮四郎『憲法I』1973,有斐閣

田上穣治「権力分立」行政法講座第1巻,1973,有斐閣

杉原泰雄「議院内閣制の本質」別冊ジュリスト『続学説展望』1965,有斐閣