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●管理社会 かんりしゃかい

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 元来,1970年前後から唱えられるようになった新左翼の概念で,現代を管理と,それによって生じる抑圧の時代であると憂えたものであるが,今日ではイデオロギーとは関係なく,現代社会の矛盾を鋭く突くところとなっている。近年のテクノロジーの発達はめざましいものがあり,それなくして社会生活の維持は困難ですらある。しかし反面,多くの人々が管理され操作される大衆として,テクノロジーの極度の発達に対して深刻な不信・不安をつのらせているのも事実で,それはたとえば,行政情報システムの徹底に伴う住民コードの採用の是非という大きな社会問題ともなっている。いわゆる個人のプライバシーや人間の自立性への関心などの観点から,機械化されシステム化された社会の出現を危惧するもので,身近な例では組織における情報処理技術の採用やマス・コミュニケーションの発展などに伴う人間の疎外が指摘されるなど,悲観論を代表する流行語でもある。