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●桓武天皇 かんむてんのう

アジア 日本 AD737 奈良時代

 737〜806(天平9〜延暦25)在位781〜806年,光仁(こうにん)天皇と高野新笠(たかののにいがさ)とのあいだの長子。母方は百済系氏族。初め大学頭(だいがくのかみ)・中務卿(なかつかさのきょう)などの官人として,若き日を過ごす。藤原百川(ももかわ)の推挽により,781年(天応1)皇位につく。その事績の第1は,7代70年余の平城京から,長岡京へ,さらには平安京へという遷都があげられる。この背景には平城京の寺院勢力を抑えること,さらに天武系にかわる天智系の皇統の宮都の建設などが考えられる。もう一つが,蝦夷(えぞ)経営である。坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)を用いて,胆沢(いざわ)城に鎮守府(ちんじゅふ)を築かせるなど,版図の拡大をはかった。しかしこの二つの事績は,負担があまりにも多く,中納言藤原緒嗣(おつぐ)の意見により中止される。在位25年,柏原天皇の別称がある。