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●官荘 かんそう

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国の官有荘園をいう。唐の宮廷に属する荘園には内荘宅使が置かれて管理された。宋代では,荒地を開拓した営田,華中の低湿地を開発したウデン※注1※,私有地を没収した没官田などの官田に官荘を置き,佃戸を募集して耕作させ,有力なものを選んで荘官として租(小作料)を徴収させた。明清時代にも官荘が置かれ,清代の代表的なものは内務府官荘である。この由来は明代の皇荘・勲臣などの荘田を継承したものと,漢人が自己の土地を帯有して従ったもの(帯有投充地)を官荘としたものとである。彼ら漢人は清朝より荘頭に任ぜられ,永小作権をもち耕作人である壮丁から租を徴し,荘賦を内務府に納め,地代の中間利得権者の性格をもち,その職を世襲した。荘賦は米穀・豆麦綿花などの現物納からのちには銀納が多くなった。内務府官荘は直隷のほか山西・盛京・吉林などに多くもうけられた。また盛京戸部官荘・盛京礼部官荘もあり,その構造は内務府官荘と同様であった。満州地方に置かれ,その収入はおのおのの官にあてられた。

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