●勘定吟味役 かんじょうぎんみやく
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江戸幕府の職名の一つ。勘定所に置かれ,勘定吟味方と呼ばれた。勘定奉行につぐ地位として老中支配に属し,石高500石,役料300俵が与えられた。職掌は,幕府財政の運営,幕府領での年貢徴収,郡代・代官の勤務,金銀の改鋳など,勘定所で行う事務の一切の監査である。また,勘定所の経費を決定する際には,必ず勘定吟味役の賛成を得なければならなかった。さらに,奉行を初めとする勘定所役人に不正があった場合,直ちに老中に報告する権限を有していた。1682年(天和2)に設置され,佐野正周・国領重次が就任した。一時廃止されたが,新井白石によって復活され,松岡能連・萩原美雅が任命された。勘定吟味役と称されるのは,このときからである。1721年(享保6)勘定所の職務が公事方・勝手方に分離したのに伴い,勘定吟味役も双方に分かれ,以後定員4〜6名で事務を分担したが,1867年(慶長3)廃止された。