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●川浸り かわびたり

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 12月1日の呼称で,川浸りの朔日・川渡り節供・ねばりものの朔日などともいわれる。餅を搗(ルビつ)いて食べ,川に投げ込むなど,水神との関連を示唆する行事が行われる。水難を防ぐため餅を食べるといい,小豆を食べぬうちは川を渡るなともいわれ,川飛び餅川塞ぎ餅川渡し餅などという餅の名称からもその意図がうかがえる。この日早朝,川に尻をつけると河童にさらわれないとして水に浸るところもある。餅以外に粢団子なども用いられるが,その起源伝承として,鬼がボタモチを食べるのに時間がかかって食われなかったとか,川に餅を供えてそれを食べているうちに逃げたというものがある。ムケゼックキヌヌギツイタチなどといわれる6月1日に対応する行事とされる。この日は凍らせた正月の餅を神に供えて食べ,畑に行くことを禁ずる物忌の日とみられ,祇園祭に代表される水神祭の物忌開始の日である。12月1日は正月を迎える準備として物忌に入った名残りとする考え方もできる。