●カロリング=ルネサンス
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カール大帝の文教政策に始まる8,9世紀における西ヨーロッパの学芸復興。このときまでフランク王国は文化的に不振状態にあった。文化興隆のため,カール大帝はヨーロッパ各地から有能な人材を集め,また教育制度を整備した。イングランドから学者アルクィン,イタリアから文法家ピサのペトルス,歴史家パウルス=ディアコヌス,スペインから詩人テオドゥルフなどがアーヘンの宮廷学校に集まり,学芸の発展に寄与した。彼らの協力により,各地に修道院付属学校・聖堂学校が設立され,地方においても学問が奨励された。その結果,俗語化していたラテン語の純化,聖職者や教職者の教養の向上がみられた。さらにフランク人のあいだから,アインハルト・アンギルベルト・フラバヌス=マウルス・ヒンクマールなどの学人が輩出している。カロリング=ルネサンスは,古典古代の遺産を守るにとどまり,独創的内容に欠けるが,その後の文化発展の基礎を開いた。