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●哥老会 かろうかい

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国の清末から民国にかけて存在した政治的性格の強い秘密結社の会党の一つ。哥弟会・弟兄会とも称し,同様の秘密結社である天地会と交流すると洪門会洪幇などとも呼ばれた。起源は乾隆年間(1736〜1795)にあるともいわれるが不明な点が多く,おそらく嘉慶のころ(1796〜1820)に白蓮教天地会などの影響を受けて四川に成立したのであろう。上下関係よりは兄弟関係を重視する構成をもち.反清復明をおもな政治目標とした。農村を基盤に光棍や流民がその主体であったが,その組織には白蓮教羅教の宗教信仰が利用された。19世紀を通じて四川・湖南・江西など長江流域に盛んで,長江下流域の私塩の売買に独占的にかかわったようである。太平天国期の郷勇に会員が流入し,乱後の郷勇の解散に伴う混乱に乗じて規模を拡大し,やがて,天地会とともに孫文らの革命派の運動に協力した。民国以後は政治目標を失い,かつ幹部と民衆との乖離から,その勢力は衰退した。